スタッフヴォイス
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自分の頭の中でしかない空間やイメージが
その場で形として出来上がっていく…
実際に撮影している時が、一番楽しい。

スタジオテックでのスタイリストの仕事は、1枚のビジュアルを創り上げる中で、撮影場所や家具、小道具に関してプランニングし、撮影スケジュールを作成・管理し、実際に家具や道具を手配。そして撮影に臨む、というものです。カメラマンやディレクター、CGオペレーターと同じだと思いますが、カメラのレンズを通して写し出される空間の中での自分の領域に責任を持つこと。私の場合は、それは空間を演出するスタイリングなのです。

撮影するまでにはいろんな
工程がありますが、
自分で世界観を創っていくのは
楽しいです。

まずはお客さまのところへ、ディレクター、カメラマンと一緒に最初の打合せに行きます。その場でお客さまから何が一番求められているのかを自分なりに消化することが大切。そして会社に帰ってから撮影シートに、具体的なプランニングとして落とし込んでいくんです。スタイリングに関するプランニングの主な内容は3つ。まずはどこで撮影するかという場所、次にスタイリングのイメージ、そして3つ目はメインとなる大きな家具を決めることです。場所の候補は東京・大阪の自社スタジオはもちろん、いろんなロケ場所のネットワークがあるので、その中から要望に合うものを選びます。イメージや家具については、洋書だったり、雑誌だったり、最近ではやはりネットの情報(写真素材)が充実しているので、そういう中から決めて行きます。以上のようなことを撮影シートに書き込み、ディレクターやカメラマンと一緒に、お客さまにプレゼンテーションを行います。

スタイリングのプランを記入した
撮影シートがOKになれば、撮影に向けて準備。

プランニングについてお客さまのOKをいただければ、まずは撮影場所を予約。家具については、自社での購入や、リース会社さんに予約や交渉をしたり、あるいは最近では3DCGチームが作成してくれたりといろいろ。全体の仕事の予算と見合わせながら決めていくことになります。そして撮影シートに従って、撮影スケジュールの作成です。ロケ撮影のスケジュールや管理はディレクターが行いますが、スタジオ撮影のスケジュールは私の仕事。1日何カットとか、家具レンタル期間(通常1週間)を頭にいれながら、レンタル延長にならないように、効率的なプランを練らないといけません。また、セットの壁や床の色も変えてゆくので、バリエーションを考えつつも、効率的にセット変更ができないといけません。これが結構頭を使うんです。どこにいても常にお金の計算をしながら、ですよね。 その後は私は会社を出て、リース会社さんやインテリアショプを回って小物を探したり、グリーンの手配をなどしていきます。2週間くらい会社に出て来ないこともありますよ。

撮影時のワクワクと緊張感。
カメラマンとインスピレーションがあった時が"わぁーっ"となる
幸せの瞬間。

仕事の面白さを感じるのは、撮影している時です。いままで頭の中でしかない空間やイメージがその場で形として出来上がっていく…その時でしょうか。自分がいいと思って選んだものが、実際にはちょっと違う、となることもあるんですが、そういうこともうまく組み合わせて新鮮なものにすることができる、そういう楽しみもあります。やはりカメラマンとのコミュニケーションがとても重要ですね。お互いの持つイメージをぶつけながらですが、その中でお互いにインスピレーションがばっちり合う時は、画面に想像以上の世界が広がっています。自分でも驚くくらいの素晴らしい世界に"わぁーっ"ってなります。これは一番やりがいを感じる瞬間ですね。お客さまに褒めていただいた時は、なおさら嬉しいです。

スタジオテックに入った頃は、
スタイリストなんて言葉も知りませんでした。

この会社に来たのは、ディレクターのアシスタントとしてアルバイトの募集がきっかけです。インテリアが好きというだけで、スタイリストという言葉も知りませんでした。資料作成のお手伝い、撮影する商品の管理、アイロンがけ。ロケ先では施工のお手伝いもしてました。アルバイト期間は一年くらいだったと思います。私がついたディレクターは中畑だったんですが、実は同世代!自分と同じ世代の人が、お客さまにプレゼンをして、ガンガン仕事をしているということに、素直に凄いと思いました。で、スタジオテックにきて1年ほどしてから、外部のスタイリストさんのアシスタントをする機会に恵まれ、その方がスタジオテックの仕事をしてくださる時に、師匠としていろいろ教えてもらいました。スタイリストとしての資料づくりから、現場のお手伝いですね。それがスタイリストの始まりでしょうか。気がついたら、どっぷりスタイリストの仕事をしています。ようやく最近?、チームで仕事をしていく上で、「私はスタイリストとして自分の領域のことをしっかり伝えていかなくてはいけない。全員でいいものを作っていく」、そういう意識になってきました。ちょっと時間かかっちゃいましたね(笑)。

遊びに行っても気になるスタイリング。
公私混同です。

普段からお店や雑誌を通して、今の流行りや未来のトレンド予測の情報収集はずっとやっています。プライベートとか境界はあまりないですよ。お店のディスプレイや、Newアイテム、レストランの盛りつけ、ホテルのエントランスでのお花のアレンジとか、つい写真をとってしまいます。いずれは日本だけではなく、世界でやってみたいなーと思っています。海外のインテリア写真やスタイリングは感性が違う。そういう人たちと一緒にやってみたいんです。スタイリストに必要なこと、ですか…やる気、根性、そして何よりインテリアや撮影に対してが好きなことだと思います。