スタッフヴォイス
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10年ほど前、フィルムカメラの暗室作業にはまり、
写真の世界へ。今は、東京でプランニングを含めて
撮影の仕事をしています。

8年前、大阪採用で入社しました。そして2013年の2月から東京に来ています。半分社命、半分志願。ここ東京では、打合せ、プランニングというトータルディレクションができることが魅力でした。大阪は、ディレクター、スタイリストが常駐をしていて、カメラマンも含めて役割分担が明確になっている。東京では、カメラマンはディレクターの領域まで担当しています。体制のこともあるのですが、もともと大阪が拠点のスタジオテックが東京に出てきた時には、やはりまずは撮影、つまりカメラマンが先頭に立って立ち上がりました。そこでお客さまとの打合せの経験を積んでいくうちに、自然とプランニングの領域まで拡げていくことになります。それが今では当社の東京でのスタイルになっている部分はありますね。また、その部分を担当すれば、たくさんの人と会う機会も自然と多くなります。それがまた刺激になっているんです。

フォークリフトの運転を辞め、
なぜかスノボで行った雪山で、
写真を仕事にする方法を
考え始めました。

写真の仕事は23歳のときからです。その前はフォークリフトに乗ってました(笑)。22歳の時に務めていたフォークリフトの会社を辞めて、スノーボードの免許を取りにいった雪山で、なぜか写真に目覚めたんです。もともと写真に興味がないわけではなく、友人が写真作家をやっていて、自宅に暗室もあり、銀座のギャラリーで作品展をするぐらい。その彼と仲良くて影響を受け、フィルムの一眼レフを買ったんです。それで暗室での作業を教えてもらって、自分で現像、引き延ばしをするようになりました。その暗室での作業は、引き延ばした時に自分が撮った写真が出てくるわけですよね。それが面白かったんです。で、スノボで雪山に行った時に、写真を仕事にするにはどうしたらいいのだろうって考え始めました。

ブライダルの会社で撮影、アルバム制作。
お客さまに喜んでいただけるのが何より嬉しかった。

写真って、報道やコマーシャルなど、いろんなジャンルがあるじゃないですか。そんなことも知りませんでした。で、職業安定所で求人があったのが、ブライダルの写真スタジオ。業界経験無しでも採用してくれたんです。いろいろ教えていただきながら、すぐ写真を撮らせてもらえるようになって、担当も持たせてもらって、結婚式の打合せにも参加させてもらって、売上管理もやって。ブライダルの場合、撮った写真がお客さまにすぐに喜んでいただけるのが嬉しかったですよね。反応がダイレクト。「素敵なアルバムをありがとう」って。
で、前撮りとか、記念撮影、集合写真を撮影している中で、写真にジャンルがあるというのを、やっと知ったぐらいです。2年ほど経った頃でしょうか。店長の打診をいただいたんですけど、その時には広告の写真を撮りたいと思うようになっていて。その後、このスタジオテックに出会うことになりました。大工さんとフォトレタッチャーだけの募集だったんですけど、タイに20日間くらい行って撮った、モノクロフィルムの作品を見てもらって、入ることができちゃいました。

僕がプランニングやディレクションの
領域に入ることができた理由。

スタジオテックで約8年。仕事は、お客さまからのオリエン、社内外との打合せ、プランニング、撮影、そして納品までが自分の担当です。ディレクターと一緒のこともあれば、僕の場合は自分がディレクションと撮影を担当することもあります。3〜4年前から一人で任せていただけるようになりました。もともと大阪にいた時に、ディレクターの悴山(かせやま)さんと一緒に仕事をする機会が多く、イメージ出しなどのプランニングの資料作りから手伝ったりしていました。しかし僕はカメラマン。別の案件で撮影のオファーがあると、もちろんやりたくなるじゃないですか。しかし、悴山さんからは"今は撮影じゃなくて、プランニングを優先すること"と指示される。カメラマンとして反発はしたんですが、その度に「今は考える時間だ」と言われるんですね。実はその経験が、僕が一本の仕事を丸ごと担当することができる、すごい修行の場になったんだと思ってます。スタジオテックの仕事は「考える部分」と「撮影する部分」。撮影の技術にとらわれないディレクターの柔軟な発想はとても刺激的です。カメラマンでは持てない視野、それを大阪で叩き込んでもらったんだと思います。

プランニングという、事前のイメージが強いほど、
技術を気合いでカバーできる!と信じてます(笑)

自分で悩んで苦労するのは、やはり撮影前のイメージ出しでしょうか。イメージは無限に広がるので、果てしない頭の作業です。ネットや雑誌と格闘しながら、イメージを思いっきり拡げて、最終どんどん絞って行く。時間もかかるし大変なのですが、逆を言えば、インテリア写真の面白い部分でもあるんですよね。そんな「考える部分」が濃ければ濃いほど、イメージは強くなります。自分では撮影技術には自信がないと思っています。技術はいろんな人の技を盗んだり、学んだりすればいいじゃないですか。でも、自分が描いたイメージを完成させる自信はあります。それはやはり、ディレクターやいろんな方々から学んだ「プランニングでのイメージ」を明確に持っているからこそ、そこになんとしてでも辿り着いてみせるという根性でやってます。先輩カメラマンのように、もっと経験を積んで、いろんな対応を学んで、少しでも自分が描くイメージに近づける技術や知識を持ちたいと思っています。

インテリア撮影と取材撮影が大好き。
だって、インテリアと、人と、いろんな場所が好きなので。

僕はインテリアが好きなので、今の仕事はとても楽しいです。その空間で、どんな人が、どんな暮らしをしているのかを自分で勝手にストーリーを組み立てながら撮るんです。アングル、暮らす人の目線…。しかしそれはお客さまが求める商品視点でのイメージと、合わない場合もあります。そんな空間の雰囲気と、商品PRのせめぎ合いをしながら、お客さまに「この写真はいい!」と言ってもらえるような、そんな撮影がやめられません。また、取材撮影も、実は好きなんです。いろんな場所に行き、いろんな人と会話をし、お店や人、空間などを撮影する。人や場所にとても興味がある僕にとっては、すごい刺激的な仕事です。大阪のあるお店の取材撮影は最高でした。そこでは食もあり、服飾もあり、セミナー会場あり、というとても贅沢な空間だったのですが、食も服もハコも人も撮影できて、おまけに知らないお話もいっぱい聞ける。興奮しましたね〜。

楽しみながら仕事を続けることが
できればいいですね。

カメラマンをやりたいという意思があれば、失敗してもそれは経験になりますし、目標を持ってそれに進んで行けば、どんなことでもできると思います。また、感性や感覚を養うのに、日常でも写真をたくさん撮ることは大切なことだと思います。面白いアングルや構図に気付くことも結構ありますし。最近、ミラーレス一眼を購入しました。以前、暗室作業をやっていた頃に使っていたフォルム用レンズをつけて撮影してます。カメラ自体のクオリティも高かったのですが、マニュアルでフィルム感覚なのが気に入ってます。